2016年06月23日

「バスに乗っていると後ろから肩をとんとんと叩かれた」と言うお話

僕がバスに乗って静かに読書をしていると、うしろから肩をトントンと叩く人がいます。
振り返るとそこにはおばあさんが立っていて、こう言いました。

「ねえ若い人、ナッツを食べないかい。ヘーゼルナッツにアーモンドが数個あるのよ。よかったらどうぞ」

「それはどうも」

僕が答えると、彼女はひとつかみのナッツをくれ、そして友人のいる彼女の席へ戻っていきました。
「親切なおばあさんだな」と思いながら、ナッツをもぐもぐと食べました。

数分すると、また誰かが肩をトントンと叩きます。
さっきのおばあさんが立っていて、再びナッツを勧めてきました。
喜んでもらうと彼女は席に戻りました。

そして10分ほど経つと、彼女は肩をトントンしてきます。
またナッツの申し出でした。
そこで尋ねました。

「なぜ自分で食べないのですか?」

「私たちは食べたくても歯がないの」と答えました。

「じゃあなぜ買うのですか?」

「ああ、それはね、その周りについているチョコレートが好きだからよ」
posted by いのもと◉かんや at 00:00| 熊本 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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