今日から平成18年度県下高校バスケットボール大会が始まった。
全国高校バスケットボール選抜優勝大会の地区予選であり、高校生最後の大会でもある。
とはいってもほとんどのチームの三年生は
高校総体で引退していて、残っていてもひとりかふたりとかいった感じだ。
ほぼ新人戦といってもいいくらいだ。
会場に着いてみるとステージにS田さんが陣取っている。
この方県内審判部の指導員でして、ということはつまりここでは研修会も兼ねているということになる。
指導の担当表みたいなのを見せていただくと、第三試合に私の名前があった。
ああ、そうか...
どうやらいっしょに審判をやって、終了後反省を述べればいいようだ。
それならいつもやっていることと変わりはないので畏まることもない。
相手はF島さんという方で、中学校の先生をなさってらっしゃるそうだ。
部活の顧問でもあられ、県内公認の資格から日本公認へのステップアップを視野に入れておられる方...
試合は宇土高校vs開新高校だった。
反省の席でS田さんからF島先生へのアドバイスがあった。
それから私もご指導をいただくことができた。
それはやはりいつもアタシが懸念していることだった...
相手審判のチカラをいかに引き出すか…ということ。
相手を生かす笛、これができていない...
ゲームコントロールを気にしすぎるあまり、エリアを侵して相手の目の前を笛にしてしまう。
ゲームを決定づける場面ならまだしも、そうでない時にやってしまう。
これが相手審判を萎縮させてしまい、つまり相手を殺しかねない笛となっていた。
その通りだった...
笛にしたのが当たりとかハズレとかいう問題じゃなく、生かす笛を実践できるようにならなければ相手の上達も見込めないし、審判部全体の向上へもつながらないことになる。
割り当てられたゲームを大事なく終えることばかりを優先してしまい、もっと大局的なことを踏まえていかなければと痛感させられた...
次の試合は若手売出中のN田だったので、自分のエリアと分担に専念して終えることができた。
先ほどと同じくS田さんを交えての反省の場で「今のゲームは全然目立たなかったな」といったことをいただけた。
これは誉め言葉であって、我々審判はあくまで脇役、主役はプレイヤーでなければならないということに通じる。
審判が目立つ試合はベンチやプレイヤーからの信頼にはつながらないことを私自身身をもって知っている(笑)
いくつかの試合で波乱の結果が出た日でもあった。
まず上位返り咲きを狙っていた尚絅高校が、部員数ギリギリの東海大二高校に敗れてしまった。
最近不調とはいえ尚絅高校が二回戦で姿を消すなど私の記憶にないことだ。
最終試合で今度は男子上位常連校の東海大二高校が八代工業高校に土をつけられた。
古豪復活を模索していた八代工業高校のスタッフには光明が見えたことだろう。
このゲームを担当したのはかくいう私とN田だった。
帰り際、東海大二高校の男子部員で唯一残って現役を続けていた子が挨拶に来てくれた。
これからもなんらかのカタチでバスケットボールに関わり続けていくと言ってくれた。
こういった瞬間があるからこそ、自分もバスケットボールから遠ざかることができないでいる...